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2021/05/14

環境フィールド実習・体験/宮城県南三陸町でライブ中継を行いました

2020年9月5日-6日に1・2年生対象の環境フィールド実習・環境フィールド体験の授業で宮城県南三陸町へ行き現地の方のお話しを伺いました。
本来ならば受講学生とともに現地に入る予定でしたが、コロナウイルス感染防止のため、ライブ中継となりました。
8月11日と31日に事前学習をzoom上で行い東日本大震災時に戸倉小学校の校長先生だった麻生川先生(現多賀城市教育長)に、津波被害や避難についてお話しをしていただきました。事前学習により被災当時の様子を学ぶことができました。
5日は、旧大川小学校跡地を訪れ、紫桃さんのお話を伺いました。「小さな命の意味を考える」という冊子をいただき、生きていることについて考えるきっかけとなりました。次に、南三陸町旧防災対策庁舎、さんさん商店街、南三陸町生涯学習センターの現地を訪れライブ中継にて現地の様子を映しました。最後に歌津復興支援の会事務所に会長の小野寺さんを訪ね、お話しを伺いました。
お話しの後実際に歌津伊里前の海岸へ行き現在の様子を見ながら、被災直後の過去の状況についてのお話しを伺いました。
6日は、戸倉小学校跡地を訪れ、現地で待っておられた麻生川先生のお話を伺いました。実際に避難していた場所や津波の高さ、当時の様子を教えていただきました。旧大川小学校と旧戸倉小学校の津波対応の比較をすることができました。
 受講生は東日本大震災の状況(津波発生時の様子、地震の人的被害・物的被害など)から復興の取り組み状況(SDGsの17の目標の11と3の取り組みなど)を学ぶことができました。学生からは大川小学校・戸倉小学校や歌津地区の話を聴き「一つの判断で多くの命が救われることもあるし、亡くなってしまうこともあるのだと感じ、災害の脅威を学び、もしもの時は命を助けられる行動をとれる人になりたい」と言った感想や、「自分は建築に携わりたいと思っているが、大川小学校の跡地を見て、デザインだけでなく、避難の経路やそのしやすさ、建物の強度などを高めること建物をつくる大切さを学んだ」といった感想が聴かれました。