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2022/05/30

神楽坂地域で都市計画道路の影響を測定(環境フィールド体験+鈴木研究室)

新宿区神楽坂地区をふたつに分断するような都市計画道路*放射25号線(大久保通り)の拡幅計画があり、現在は用地買収が進められています。その道路拡幅事業が地域に与える影響を測定すべく、①道路拡幅計画地域 ②近隣の道路完成地域 において、A.歩行者・自転車・自動車通行量 B.路上及び路上から見える範囲のアクティビティ C.沿道の土地利用・建築用途・道路と建築の関係及び歩道幅員 の調査を実施しました。調査を担当したのは環境システム学科の科目「環境フィールド体験」履修者が中心で、環境設計研究室(鈴木俊治教授)の大学院生が指導、サポート役として参加しました。

神楽坂地域については、鈴木教授が地元のまちづくりNPO法人「粋なまちづくり倶楽部」の副理事長として長年関わっていることから、毎年地域と大学の協働によってまちづくりに関する調査、研究、設計などを行っています。今回の調査も地元からの要請を受けて行ったもので、今後調査結果をまとめて地元に報告し、沿道一体型まちづくりを進めていく予定です。

歩道幅員及び歩行者通行量の計測

 

冒頭、神楽坂通り商店会事務所にて、商店会長からまちづくりや調査の意義についてお話いただいた。その後は同事務所をお借りし調査方法や取りまとめ方法などの説明を実施。

注*)都市計画道路とは、都市整備の観点から必要性が高いと認められた主要道路等の計画について都市計画法に基づいて決定し、長期的視野に立って整備を進めていく道路。