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2018/09/20

宇田川さん、大塚さん、斉藤さん、石塚さんが第4回Lumion Competition Japanにおいてスチューデント賞を受賞

宇田川 剛 さん、大塚 健太郎 さん、斉藤 有生 さん、石塚 慈生 さん(ともに建設工学専攻)が第4回Lumion Competition Japanにおいてスチューデント賞を受賞しました。


【受賞者】
宇田川 剛 さん(建設工学専攻2年)
大塚 健太郎 さん(建設工学専攻2年)
斉藤 有生 さん(建設工学専攻2年)
石塚 慈生 さん(建設工学専攻1年)
【指導教員】澤田 英行 教授(環境システム学科)
【発表題目】 LIVESTOCK TOWER


第4回Lumion Competition Japanコンペでは、Lumionという動画のプレゼンテーションツールを用いて、対象敷地であるモンゴルのウランバートルに、魅力的な高級住宅を提案する事が求められた。本コンペの参加の目的は、二点あり遠隔地におけるデザインの可能性を探る事、動画を用いたプレゼンテーションで提案をわかりやすく伝えることである。
モンゴルはいま発展途上にあり、大気汚染や、遊牧をせず定住することを選ぶ人が増え、住居が不足する自体が起きている。私たちは、これまでのモンゴルの住文化を「家畜を介した自然との共存」によると考え、遊牧という生活スタイルに依らず、環境にも優しいこれからのモンゴルのための高級住宅を提案する。モンゴルにおいて家畜とは自然の恵みそのものと言っても過言ではなく、過去のモンゴルの生活は、家畜によって成立していた。

現在のモンゴルにおいて、定住を望む人の数は増える一方である。そして、その生活には家畜は必要なく、他の先進国と同様の都市的で便利な生活がある。しかし、それは本当に「豊か」なのだろうか。モンゴルに住まうことの豊かさとは、家畜とこれまでとは違う形で共生することによって生まれるのではないだろうか。LIVESTOCK TOWERは家畜との新たな共生と、これからのモンゴルのための住まいの提案である。

今回のコンペティションにおいて、動画のプレゼンテーションの難しさを痛感した。動画という特殊なプレゼンテーションにおいて、建築の構成やシステムを中心に動画を構成したが、結果的に鑑賞者にとって視認性の悪いものになってしまった。動画という特性を活かし鑑賞者に分かりやすいプレゼンテーションとは何かを模索することが今後の課題である。