2019年度_SDGsの目標達成を掲げ地域課題を解決する授業を実施 〜地域の協力を得て実践的なプランを提案〜
1月27日、環境システム学科3年生の講義「環境システム応用演習A/B」の最終プレゼンテーションが行われました。この科目は、SDGs17のゴール(開発目標)を実現するべく、学生が以下の10の地域に出向き、地域・社会問題解決を図るPBL(Project Based Learning)を必修授業として実践するもので、本年度で3回目を数えます。
・さいたま市⾒沼区丸ケ崎
・さいたま市⾒沼区東⼤宮
・さいたま市岩槻区岩槻駅周辺
・さいたま市緑区浦和美園
・川越市川越駅⻄⼝周辺
・さいたま市⼤宮区氷川参道
・新宿区神楽坂
・柏市豊四季団地
・熊⾕市熊⾕駅周辺
・墨⽥区曳⾈
学生諸君は約4ヶ月強の時間をかけて、現地で住民や行政、関係する諸機関・団体などのみなさんにヒアリングやアンケート調査・分析を行い、RESAS*¹、統計GIS*²を駆使しながらその土地が抱える課題を発見し、それを解決して魅力のある地域となるような企画・計画・設計の提案を練ってきました。その中でチームあるいは個々の視点でSDGsへの対応を実践的に具体的に学びました。
この日は中間報告会に増して、10地域から35名もの学外協力者の皆様*³に大宮キャンパスまで足を運んでいただき、10のチームが最終成果をプレゼンテーションしました。学外協力者のみなさんや、各専門分野(建築、都市、環境、社会科学)の教員から、大変熱のこもった質疑や意見が出されました。
各チームとも練りに練った企画・計画・設計を、思い思いの模型やCGアニメーションを用いて、地域住民の生活や活動を活性化するソフトからハードまでのさまざまな提案を発表しました。発表する学生、学外協力者のみなさん、学科教員が、双方向的に、真剣に地域について議論する大変刺激的な機会となりました。
今後学生諸君は、この日交わした議論をもとに、SDGs開発目標の実現を可能とする解決策に向けて、4年生の「総合研究(卒業研究)」に取り組んでいくことになります。
ここに、参加いただきました皆様方の温かいご協力ご支援に深く感謝申し上げます。
▲学外から多くの方々が参加してくださいました
▲模型とpptを使って懸命に説明する学生
▲さまざまな分析手法、CG、模型などを用いて提案内容を伝達しました
▲授業後も模型を前に議論が繰り広げられました
*1 地域経済分析システム RESAS: Regional Economy Society Analyzing System
*2 地理情報システム GIS: Geographic Information System
*3 各地域から地域住民、行政担当者、自治会、商店会、青年会、NPO法人などのまちづくり諸団体、企業などの方々から協力を得ています
大学HP HEADLINE にも本授業の紹介記事がありますのでご覧ください。
https://sit-paes.sakura.ne.jp//news/nid00000779.html