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2022/01/17

有賀さやさんが第8回 JUDI研究発表会(学術部門)で優秀賞を受賞

2021年1218日、環境システム学科4年生(鈴木俊治研究室所属)が「第8JUDI研究発表会(学術部門)で優秀賞を受賞しました。この発表会は都市環境デザイン会議(JUDI)2013年から開催しているもので、①都市環境デザインに関連する大学・大学院での研究(学術部門)と、②都市環境デザインに関連する実務の発表(プロジェクト部門)からなり、今回は合計8題の発表がありました。JUDIは学際的なメンバーが参加している組織であり、学術、実務の両分野にわたる幅広い活動をしています。

◆有賀さんの発表題目:街路の熱環境と緑環境の関係性に関する分析~大宮駅東口中央通りを対象として~

◆有賀さんのコメント:日影率(撮影画像における日影の比率)、緑視率(同 緑の比率)、空視率(同 空の比率)が気温変化に影響するとの仮説を立て、調査と解析を行いました。結果として日影率が気温低下効果に影響し、その低下効果は緑よりも建物の影の影響を大きく受けることが導かれました。今後の大宮駅東口の開発による変化を把握するために継続して調査を行うことが必要と考えます。

もともと私は温暖化やヒートアイランド現象といった環境問題に関心がありました。気候や自然的条件を生かしたまちの在り方をデザインすることは、今後さらにその問題の深刻化が想定される現代において重要と思います。そのため都市デザインおよび環境工学的視点から緑化効果を分析、評価する研究を行いました。今回の論文は研究の端緒であり、今後もこのテーマを継続、発展させ、課題解決に貢献したいと思います。